パウンドケーキは、バターと砂糖と卵と小麦粉を混ぜて焼くだけでできる簡単なお菓子です。
自分好みにフルーツやナッツなどを加えてアレンジすることもできます。しかし、夏は気温が高くなり、食品の傷みが早くなる季節です。パウンドケーキを作ってもすぐに食べきれない場合、どうやって保存すればいいのでしょうか?
また、夏でも日持ちするパウンドケーキのレシピはあるのでしょうか? この記事では、夏でも美味しく食べられるパウンドケーキの作り方と保存方法をご紹介します。
目次
パウンドケーキの日持ち!夏でも美味しく食べられる保存方法
夏のパウンドケーキの保存方法は、以下の3つがあります。
常温保存
常温保存は、パウンドケーキの風味や食感を損なわない最適な方法です。
ただし、気温が25℃以上になる場合や、果物やクリームなど水分が多い材料を使っている場合は避けましょう。
常温保存する場合は、ラップでしっかり包んで空気に触れないようにし、日陰や冷暗所に置きます。日持ちは1週間程度です。
冷蔵保存
冷蔵保存は、気温が高い場合や水分が多い材料を使っている場合に適しています。
ただし、冷蔵庫の乾燥や臭い移りに注意しましょう。冷蔵保存する場合は、ラップで包んだ後に密閉できる袋や容器に入れて冷蔵庫の野菜室などに入れます。日持ちは3~5日程度です。
冷凍保存
冷凍保存は、長期間保存したい場合や一度に食べきれない場合に適しています。
ただし、解凍するときに水分が出てしまうことがあります。冷凍保存する場合は、食べやすい大きさに切ってからラップで包み、さらにアルミホイルやジップロックなどで二重に包みます。
冷凍庫の一番奥など低温の場所に入れます。日持ちは1ヶ月程度です。
パウンドケーキの日持ち!夏でも長持ちさせるコツ
夏のパウンドケーキを長持ちさせるためには、以下のコツがあります。
焼き上がり後すぐにラップする
パウンドケーキは焼き上がり後すぐにラップで包むことで、水分を逃がさずしっとりさせることができます。
また、空気に触れることで酸化するのを防ぐこともできます。ラップするときは粗熱が取れたら行いましょう。
切り分ける前に保存する
パウンドケーキは切り分けると断面から水分が蒸発しやすくなります。
そのため、切り分ける前に保存することで乾燥を防ぐことができます。切り分けるときは必要な分だけ切って残りはすぐにラップして保存しましょう。
食べる前に常温に戻す
冷蔵や冷凍したパウンドケーキは食べる前に常温に戻すことで風味や食感をよくすることができます。
常温に戻すときはラップをしたまま行いましょう。常温に戻す時間は冷蔵した場合は30分~1時間、冷凍した場合は2~3時間程度です。
次に市販のパウンドケーキではなく、自分で作って長持ちできるレシピをご紹介していきます^^
夏でも日持ちするパウンドケーキのレシピ
夏にパウンドケーキを作るときは、以下のポイントに注意してください。
水分量を調整する
夏は湿度が高く、水分が多いと傷みやすくなります。そのため、水分量を少なめに調整することが大切です。
具体的には、卵やバターの量を減らしたり、小麦粉の量を増やしたりします。
また、果物やクリームなど水分が多い材料を使う場合は、水分を切ったりしっかり絞ったりしてから使います。
油脂分を増やす
油脂分は水分と反応して酸化することで傷みを防ぐ働きがあります。そのため、油脂分を多めに使うことで日持ちさせることができます。
具体的には、バターの量を増やしたり、サラダ油やオリーブオイルなどの植物油を加えたりします。ただし、油脂分が多すぎると風味が落ちたり重くなったりするので注意してください。
お酒を加える
お酒には殺菌効果や風味付け効果があります。そのため、お酒を加えることで日持ちさせることができます。
具体的には、生地にブランデーやラム酒などのお酒を少量加えたり、焼き上がったパウンドケーキにお酒をふりかけたりします。ただし、お酒が苦手な人や子供には向きませんので注意してください。
それでは夏でも日持ちするパウンドケーキのレシピの一例を紹介します。
このレシピは、バターとサラダ油を使って油脂分を増やし、ブランデーを加えて殺菌効果を高めたものです。水分量は少なめに調整しています。
材料
材料(18cmの型1個分)
- - バター 80g
- - サラダ油 40g
- - 砂糖 100g
- - 卵 2個
- - 薄力粉 160g
- - ベーキングパウダー 小さじ1
- - ブランデー 大さじ2
作り方
- バターは常温に戻して柔らかくしておく。オーブンは180℃に予熱しておく。型にバターを塗っておく。
- ボウルにバターと砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜる。白っぽくなるまでクリーム状にする。
- 卵は溶きほぐしておき、少しずつ加えながらよく混ぜる。
- 薄力粉とベーキングパウダーをふるって加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- サラダ油とブランデーを加えてさらに混ぜる。
- 生地を型に流し入れて平らにならす。オーブンで30分~40分焼く。竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がり。
- 型から取り出して粗熱が取れたらラップで包む。完全に冷めたら切り分けて食べるか、保存する。
夏でもパウンドケーキを楽しみたいなら、ぜひ試してみてください。
パウンドケーキの日持ち!夏でも美味しく食べられる保存方法と作り方まとめ
夏でも美味しく食べられるパウンドケーキの作り方と保存方法をご紹介しました。
夏にパウンドケーキを作るときは、水分量を調整したり油脂分を増やしたりお酒を加えたりすることで日持ちさせることができます。
保存するときは、常温・冷蔵・冷凍のいずれかの方法を選んでラップで包んで空気に触れないようにしましょう。
また、焼き上がり後すぐにラップしたり切り分ける前に保存したり食べる前に常温に戻したりすることで風味や食感を保つことができます。夏のおやつや差し入れにぴったりのパウンドケーキを作ってみてくださいね。😊